インプラントとは
虫歯、歯周病、事故などで歯を失ってしまったとき、人工歯とその土台によって審美性・機能性を取り戻す治療法です。
手術で顎の骨にチタン製のネジを埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。
新しい治療法というイメージがあるかもしれませんが、すでに世界では800万人以上、国内でも100万人以上の方がインプラント治療を受けています。
このような方は一度ご相談ください
- 歯が抜けてしまった
- 入れ歯、ブリッジを避けたい
- 入れ歯、ブリッジを使っているが不満がある(噛む強さ、審美性、発音)
- 入れ歯を使っているが、食べ物を美味しく感じられない
- 欠損歯に対する、見た目、機能性に優れた治療を受けたい
当院のインプラントの特徴~安心・安全なインプラント治療を行うために~
①CTによる精密な診断が可能
インプラントは、顎の骨に支えられて強く噛めます。逆に言えば、顎の骨の量や厚みが不十分なまま治療を行うと、その最大の良さを発揮できません。
当院では、術前には必ずCT撮影によって顎の骨の状態、神経の位置などを確認します。その上で、最適な埋入位置・方向・深さをシミュレーションします。
こういった検査を行うことで、適切な診断、安全性の高い治療が可能になります。
②複数のドクターで症例検討を行い、治療計画をたてる
何事についても言えることですが、一人で全てを決定すると、そこには“見落とし”や“勘違い”が生じるリスクが生まれます。
当院では、インプラント治療が決定するたび、複数の歯科医によって治療方針・治療計画の検討を行います。
③高品質で安全なインプラントシステムを使用<ノーバルバイオケア社・デンツプライ社>
当院では、世界4大インプラントメーカーの一つ「ノーベルバイオケア社」のインプラント、シンプルで幅広い症例に適応する「デンツプライ社」のインプラントを採用しております。
いずれも、実績・品質とも十分なインプラントメーカーです。
④完全個室の診察室にて手術を行う
インプラントの手術は、完全個室で行います。他の患者様の視線を気にせず、安心して手術を受けていただけます。
インプラント手術の流れ
Step1初診・カウンセリング
歯を失ってしまった原因、日常生活でのお悩み(噛めない、見た目が気になる等)などをお伺いします。
また、インプラント治療のメリット・デメリットをしっかりとお伝えします。ご不安、ご希望は何でもお話しください。
Step2精密検査
CT撮影、口腔内撮影、口腔内検査、血液検査などを行います。
Step3治療計画の立案
検査結果を複数の歯科医で精査した後、治療計画を提案いたします。
治療内容、期間、費用、術後のメインテナンス等、すべてにご同意いただいてから、次のステップへと進みます。
Step4前処置
虫歯や歯周病の治療、顎の骨の再生などの処置が必要な場合は、手術の前にこれらの治療・処置を行います。
Step5インプラント埋入手術
検査結果をもとに入念なシミュレーションを行ってから、手術に臨みます。
Step6治癒期間
インプラントと顎の骨が十分に結合するため、治癒期間を置きます。個人差がありますが、上顎で4~6ヶ月、下顎で2~3カ月が目安です。
仮歯をつけてお過ごしいただくことも可能です。
Step7上部構造の作製・取り付け
上部構造(人工歯)の型取りを行い、作製、取り付けをいたします。
Step8メインテナンス
インプラントが虫歯になることはありませんが、歯周病、インプラント周囲炎になることはあります。
インプラントには神経が通っておりませんので、症状に気づきにくい傾向にあります。そのため、必ず定期的にご来院いただき、メインテナンスにご協力ください。
顎の骨が少ないと言われた方へ
GBR(骨誘導再生法)
骨の失われたところにカルシウム剤を置き、そこを特殊な膜「メンブレン」で覆って骨の再生を促します。
ソケットリフト・サイナスリフト(上顎洞挙上術)
ソケットリフト
インプラントを埋入する穴、つまりもともと歯があったところからカルシウム剤を入れ、骨の再生を促します。傷口が小さくて済みますが、適応症例は限られます。
サイナスリフト
インプラントを埋入する穴とは異なる部位から穴を開け、カルシウム剤を入れて骨の再生を促します。比較的広い範囲の骨の造成が期待できます。
インプラントもメインテナンスが欠かせません
インプラントを入れてしまえば終わりではありません
インプラントの埋入後に気をつけていただきたいのが、「インプラント周囲炎」です。
人工歯の周囲で細菌感染・炎症を起こしている状態です。歯周病と似た症状を伴います。放置していると、最悪の場合、インプラントが脱落します。
炎症が起こらないようにケアをすること、炎症を早期に発見することで、そういった事態は避けることができます。メインテナンスに通っていただくことは、インプラント周囲炎だけでなく、他の口腔トラブルの予防・早期発見にもなりますので、どうぞご協力をお願いします。